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凌霜法曹会について

護士 廣政 純一

(凌霜法曹会幹事長2021年10月1日~2023年12月1日)

 神戸大学凌霜法曹会は、神戸大学または神戸大学法科大学院の卒業者で法曹資格を有する方、神戸大学の教員関係者などで総会で承認を受けた方で構成されている団体です。

 主な活動は、会員間の親睦・研鑽のほか、神戸大学、神戸大学法科大学院との交流、協力、支援を行い、後進法曹の育成に助力することです。

特に、後進法曹の育成は、当会の中心的な活動で、神戸大学法科大学院生の指導に従事する若手弁護士に対する経済的なサポートのほか、同法科大学院を修了後、司法試験合格を目指す修了生を対象とした「サポートゼミ」を主催しています。

 先輩から恩を受け、後進法曹の育成に力を注ぐことで受けた恩を返してゆく、そんな「恩義の循環」で成り立っています。

 異なる世代の会員間の親睦や研鑽を通じて、日頃の悩みを共有し、また、法曹として、ひいては人としての成長につながる場を提供することにも努めています。

 法曹人口の増加に伴い、同期・同門のつながりが希薄になりがちであるように感じています。神戸といえば港が有名ですが、この会が会員の皆様にとって心の母港であることを願っています。

IMG_1339 正門.JPG

​沿革

 神戸大学の鈴木正裕先生(のちに神戸大学学長)、法曹界では卒業生の弁護士である北河安夫先生、長尾悟先生、高橋悦夫先生、酒井信次先生らが中心となって、昭和50年11月に、司法試験の合格に向けた後進の育成指導のための団体「凌霜雄法会」を設立し、神戸大学の先生方が直接出題をして採点・講評も行う答案練習会を実施していました。

 凌霜法曹会は、この凌霜雄法会の活動を支援することや、会員相互の親睦、講演会・研修会での研鑽等を目的として、昭和57年11月に神戸大学OB・OGの法曹で設立された同窓会です(初代代表幹事:北河安夫弁護士)。

​活動内容

 設立から現在に至るまで、毎年1回の総会や、司法試験合格者を迎えての合格祝賀会、ゴルフコンペ、ビアパーティ等を継続的に開催して会員間の親睦等を図ってきました。また、神戸大学教授等を講師に招いての研究会も開催してまいりました。

 法曹養成制度や司法試験制度の変更に伴って、平成16年4月に神戸大学にも法科大学院が設立されました。同大学院の設立にも凌霜法曹会の会員が種々の協力を行い、同法科大学院ではこれまで多数の会員が実務家教員として教鞭をとっています。

 後進の育成指導の活動については、平成18年から、新しい法科大学院制度、司法試験制度を踏まえて、法科大学院卒業後に司法試験を再度受験する学生を対象として、若手弁護士や合格者が指導にあたるゼミ(サポートゼミ)を、凌霜法曹会として継続的に実施しています(神戸大学法科大学院ウェブサイト「OB・OGのバックアップ」参照)。

 また、神戸大学法科大学院の新入生歓迎会、合格祝賀会等の懇親行事に対しても、種々の支援を行っております。

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